[wiki]PostfixのAddress Verify機能について

PostfixのAddress Verify機能について

Postfixにはバックエンドのメールサーバにrecipentの確認をすると一定期間キャッシュすることが標準になっています。
また、Postfix2.6以降はそのキャッシュデータがメモリ上ではなく、ファイルに書き出されpostfix reloadしてもそのアドレスマップは保持されたままです。
このため、バックエンドのメールサーバが特定のアドレスを受け取り拒否をしても、その状態がファイルに記録されたままでデフォルトの場合Postive(つまり受け取り可能)として標準値では最大7日間保持されてしまいます。
この設定では、バックエンドメールサーバで拒否設定をしてもすぐには反映されずフロントエンドのPostfixが一度受け取ってしまいバックエンドメールサーバから拒否された旨を送信者へ再送信することとなってしまいます。
もちろんaddress_verify_mapに指定されているファイルをpostfix stopさせて削除しstartしなおすなどすれば初期化されます。
しかし毎回ファイルを消すのも面倒なので、postfix側のキャッシュを従来のようにメモリ上に保持させてreload自に初期化する設定にします。

設定値

以下をmain.cf追加するだけです。

address_verify_map = 

=のあとは何も書かなくてOKです。

あとは動作確認をTELNETなどですればOKです。
ちなみにaddress_verify_poll_delayによって最初確認するときは標準値だと3秒ほど待たされて返答が返ってきます。
気に入らない場合は0sとでもしておくといいかもしれません。

tech/memo/postfix-address-verfy.txt · 最終更新: 2011/09/25 01:56 (外部編集)
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