[wiki]Windows10にまつわるエトセトラ

Windows10にまつわるエトセトラ

2020/1/14(日本時間2020/1/15)、Windows7の延長サポートが終了し、残りはPosReadyかESUぐらいでしかWindows7の延命方法がなくなりました。
世の中の多くの人はWindows10に移行し、幸せな日々を送っているかと思われますが、すぐに忘れるのでWindows10関係の備忘録作りました。

2020年1月中旬現在、既に廃止されましたが、アップデートの種類で、Semi-Annual Channel(SAC,半期チャネル)とSemi-Annual Channel SAC(Targeted)(SAC-T,半期チャネル(対象指定))がEnterprise、Pro等で選べましたが、半期チャネルのみにするのが正解です。
間違っても半期チャネル(ターゲット)にするとPro版等を買う意味が無い人柱向けの更新となります。つまり、アップデートの種類が選べない・機能更新プログラムを遅延できないHome版は後悔公開β版参加者1)という状態です。
そして、2019年1903(19H1)を最後に、以後SAC-Tの廃止2)がされました。このことはさらに混乱を招き1909以後は何も設定されていない素のWindows10はみんなβプログラム参加者3)扱いという酷い状態になりました。
WSUS等を設置していない環境下では、WUfB(つまりGPOによる設定)か手動で品質更新プログラムの延期設定+機能更新プログラムを365日と設定しておくのがとりあえずは幸せということになりそうです。
非ドメイン参加なEnterprise LTSCは画面上の設定ができませんのでローカルポリシーエディタやレジストリキーをぶち込む必要があります。
またSAC-Tが無くなったからといって間違ってもHome版は買ってはいけません。他にも機能面でHome版は削られています。
あと、長期サポート版は名称がLTSB4)からLTSC5)に名称変更したり、現場は混乱しています。

Windows10のエディション(種類)の一覧

Windows10は主に以下のような種類があります。(N/KNは除きます。)

  • Windows10 S
  • Windows10 Home
  • Windows10 Pro
  • Windows10 Pro for Workstations
  • Windows10 Pro Education
  • Windows10 Education
  • Windows10 Enterprise
  • Windows10 Enterprise LSTC
  • Windows10 IoT Enterprise
  • Windows10 IoT Enterprise LTSC
  • Windows10 IoT Mobile
  • Windows10 IoT Mobile Enterprise
  • Windows10 IoT Core
  • Windows10 IoT Core Pro

これ、書き連ねるともう分かりにくい過ぎて正直なんでこんな複雑なことしてくれてんねんというレベルです。普通の人は気にしないと思いますが、Educationはなぜ単体で存在するか意味不明なぐらい中身はEnterpriseと同じですし、ライセンス的にIoT Enterprise LTSCがありますが中身というかバージョン表記はEnterprise LTSC 2019とかになっています。IoT表記はどこいったんや…。ProとPro for Workstationsなんて統合してくれていいのに、なぜ別にしたんや(こっちはライセンスキー入れると表記がちゃんと変わる!)と突っ込み出すと切りが無いのです。

というわけで、MSDNのISO的に大きく分けると以下の系統があるわけです。
Windows10 Business Edition (通称BE版、Education,Enterprise,Pro,Pro Educationがインストール時に選択可能)
Windows10 Consumer Edition (通称CE版、Education,Home,Pro,Pro Education,Pro for Workstationsがインストール時に選択可能)
Windows10 Enterprise LTSC
他にもIoT Core用(無料?ライセンスキー不要)や、IoT Enterprise、IoT Enterprise LTSCなどなどありますが、上記が主軸だと覚えればいいでしょう。

なおSoftware Assurance(通称SA、定年契約)なしで、個人・法人で本体付きで買えるのは以下のバージョンです。
Windows10 Home, Pro, IoT Enterpriseとなります。
おや、そうなんです、IoT Enterpriseが実はSAなしでも買えるのです。しかも実体はEnterprise LTSC! ただ、CPUの種類によってSKU(ライセンス種類つまり価格)が異なります。
あのMSストアや存在価値の無いChromiumベースになったEdge等とおさらばし、無駄なサービスも動いていないため超快適なEnterprise LTSCが買えちゃうのです。
もっとも、LTSC環境下では、Microsoft Office 365 ProPlusがWindows7にあわせて2020/1/15日以後サポート外になっているらしいのですが、Office2016,2019はサポート対象らしいです。
つまり、Office2016+LTSC環境下では…

…続きは後日書きます。

エディション毎の特徴

詳しくはMS6)やWikipedia7)を参考に把握してください。
というかこの記事を書いた後も何か変更があるかもしれません。
特にMSストア関係の挙動を変えた8)修正したことわすれまじ。

エディションによるGPOの適用の違い

で、選ぶならどれ?

Windows10 Enterprise系を選べるなら選びましょう。もしくはEducationです。
ただし、Windows Server系OSかAzure AD環境が必須なわけで…
え?買えない?それならWindows10 IoT Enterprise LTSCオススメです(キリッ

1)
MS的には違うそうですが、Third Party製品をお使いのユーザにとってはドライバーが対応していないのに強制的に適用され最悪ブルーバックや周辺機器が使えないことも起こります
3)
もうry
4)
Long Term Servicing Branch
5)
Long Term Servicing Channel
tech/memo/windows10.txt · 最終更新: 2020/01/19 21:13 by noel
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