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Google Chrome Enterpriseについてのメモ
Google Chromeは通常ユーザプロファイル1)の下にインストールされます。
近年一般的にアプリケーションはC:\Program Files配下2)にインストールされるのとことなり、いくつかの点で問題がでます。
また、Standalone版3)というのもありますが、これも結局はユーザプロファイルの下にインストールしてしまうので、同じです。
そこで、解決バージョンして2010年12月4)よりEnterprise版(MSI形式オフラインインストール版)というのがでています。
Googleではビジネス用として提供しているようですが、通常のChromeがC:\Program Files5)配下でインストールできるので、
共用PCや移動ユーザプロファイル、SSD環境下でプロファイルを別ドライブにしているヒトにはもってこいでしょう。
これは、Chrome Browser for Enterpriseから従来はバラバラで分かりにくかった、64bitMSI版、32BitMSI版、DMG版等を簡単に入手ができ、WindowsのAD環境下GPOで使えるADM/ADMXのテンプレートを入手できるサイトができたということです。
また、Google ChromeのmacOSX環境下(plist形式)、Linux環境下(JSONファイル形式)、そしてWindows環境下で設定できるポリシーについては端末用の Chrome ポリシーを設定するを参考にしてください。
Policy List - The Chromium Projectsには設定可能な値等の情報がまとまってのっています。
最後に、以下の情報は2012年5月頃に書いたもので既にobsoleteといってもいい情報ので参考にすらしないでください。
入手方法
Google Chrome for Windows - 利用規約からダイレクトにダウンロードできます。
既定のブラウザにするをチェックいれてた場合といれていない場合アプリケーションファイル名は同じですが、サイズが若干異なり、MD5で中身を比較すると異なるので、必要に応じてチェックを入れてください。
Google Apps for Bussiness版のビジネス向け Chrome ブラウザからもDLできますが、上記サイトとはファイル内容が異なりますので、必要に応じて内容チェックして必要な方を使って下さい。
インストール方法
一応MSI版なので二つのインストール方法を記載しておきます。
通常のインストール
ローカルユーザでログインし、管理者権限をもつユーザでMSIを実行しインストールするとUACなどの確認画面がでてきますが、特にめぼしいメッセージもでずにインストールが完了します。
ActiveDirectory環境下での配布方法
MSI版なので、ドメインに参加しているコンピュータへ配布してインストールさせることができます。
グループポリシーの管理用テンプレート
Enterprise版だけの話ではなく、他のChromeも対象ですが、AD環境下のグループポリシーを使って特定の設定項目のみ編集することができます。
Policy Templates - The Chromium Projectsから必要なものをダウンロードしてADMやADMXテンプレートを追加して使って下さい。
詳細はhebikuzureさんブログGoogle Chrome をグループ ポリシーで管理する « Hebikuzure's Tech Memoを参考にしてください。