さくらのレンタルサーバとネームサーバの平行利用の仕方
さくらでセカンダリネームサーバからの派生文書です。
さくらのネームサーバを利用開始して二年以上経過しましたが、この間に乗っ取りの危険性排除による仕組みの変更などの変化がありました。
さくらのネームサーバをうまく(?)活用する際、さくらのレンタルサーバと平行利用を考えるかもしれません。
概要
さくらのレンタルサーバを利用しつつ、さくらのネームサーバも使いたい(つまりゾーン情報を手動でいじりたい≠さくらのネームサーバをスレーブ利用)という人向けの情報です。
さくらのネームサーバは、現在ドメインジャック対策として2012/6頃よりその登録時に複雑なチェックを多重にするようになりました。
このことにより、以前はアカウントが違うけどもサブドメインを共有とかできていたのですが、それはできなくなりました。
なので、以下に書いてあることはサブドメインを同一アカウント上で使う場合のメモです。
準備するもの
さくらのVPSの契約やさくらの専用サーバ等の契約を1個以上と、さくらのレンタルサーバの契約が1個ある1つのアカウントを用意してください。
これにより、さくらのネームサーバを追加料金無しで利用でき、さくらのレンタルサーバ側でWebのみ運用できます。
以下の設定時にさくらのDNSにNSが向いていないドメイン1つも忘れずに。
登録順序
ドメイン名をネームサーバに追加、レンタルサーバにドメインを選択して設定、ネームサーバ画面でレコード設定を細かい流れにすると以下になります。
- まずはじめに、会員メニューの契約情報にあるドメインメニューを選択し、ドメイン名一覧を表示させます。
- 次にネームサーバ新規登録を選択し、新しいネームサーバの登録のテキストボックス内に対象となるドメイン名を入力し送信をするを選択します。
- 登録が完了するとゾーンの追加を行いましたと表示され ネームサーバの申請かドメインメニューへ戻るのどちらかをクリックします。
- そして、今度はドメインのゾーン設定をせず、さくらの会員メニューの契約情報画面から契約サービスの確認を選択し、設定をしたい契約のさくらのレンタルサーバのサーバ設定を選択します。
- そして、さくらインターネットサーバコントロールのドメイン設定を選択し、新しいドメインの追加を選択。
- 2.さくらインターネットで取得したドメインを使うのコンボボックスから先ほどの2.で追加したドメイン名を選択する。サブドメインを指定はチェックをいれずに、送信するを選択。
- 確認画面が出るのでそのまま送信するを選択。
- 最終確認画面で追加ドメインのドメイン名等内容がよければ、送信するを選択。
- ドメインの追加完了画面になり、詳細設定にすすむを選択
- DNSのレコード的にはマルチドメイン等は自由に設定できるので関係無いが、Web等の都合に合わせて選択し、設定を完了する。
- その後、1.のドメイン名一覧から入力したドメイン名のゾーン編集をクリックすると、ゾーンの編集(NSレコード、SOA等意外)ができるようになる
以上できるはず。
もっともこの設定方法はそのゾーンのスレーブ設定では、できませんのであしからず。
ただ、サブドメインにNS割り当てて別のNSにすればそのサブドメインはスレーブ設定を使った利用等も可能です。