さくらでセカンダリネームサーバ
「さくらのVPS」にて「ネームサーバ」サービス提供開始のお知らせ | レンタルサーバはさくらインターネットにて発表され即日対応していたので実験してみたところ、いくつかの挙動さえ気を付ければ気持ちよく使えそうなことがわかったのでメモしておきます。
有料だと10ゾーン1050円で専用サーバプランなどでは無償10ゾーン提供らしいですが、notify対応していて、さくらのVPS512プランで5ゾーンまでというのはかなりおすすめですね。
もうなんか、さくらさんにお世話になりっぱなしな予感です。
さくら側での設定
さくら側でネームサーバをセカンダリとして使うには、対象のドメインの登録及びプライマリネームサーバの設定が必要です。
詳細はネームサーバ利用申請方法|専用サーバ|さくらインターネット公式サポートサイトのあたりを参考にSTEP1-8まで実施すればいいはずです。
プライマリDNSでslave設定
続いて既存の動いているプライマリDNS鯖のnamed.confにすでにかいてあるzoneのところにallow-transferでさくらのネームサーバns1.dns.ne.jp及びns2.dns.ne.jpを追記すればOKです。
- named.conf
zone "example.jp"{ type master; file "example.jp.zone"; also-notify { 210.188.224.9; 210.224.172.13; }; //必要に応じて設定してください。 allow-transfer { 210.188.224.9; 210.224.172.13; }; };
設定後rndc reconfigするなりHUPするなりしてください。
※AXFR(ゾーン転送)ではTCP/IPを使うことがあるので、Port53でUDP/IP及びTCP/IPを解放してあげるとよいでしょう。
確認
digでns1及びns2に問い合わせて結果が帰ってこればOKです。
% dig +short example.jp @ns1.dns.ne.jp ns1.example.jp. example.example.jp. 2011092801 10800 3600 604800 8640
備考
その1
ここで困ったことが一つ確認できたのでメモ。
さくらでスレーブ設定後、約30分ぐらいでそれぞれのネームサーバがSOA問い合わせやAXFRで転送していきました。
つまり、初回設定後すぐには反映されない場合もあるようですね。