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[wiki]VT有効化に関するメモ
ここではBIOSおよびCMOSの改造を推奨するものではありません。
試したことによってお手元のパソコンが起動しなくなったりしても私は全ての責任・責務を負いませんでご自身の自己責任でやってください
場合によってはメーカーからのサポート等も受けられない可能性があります
繰り返しいますが全ては自己責任でおやりください
AT YOUR OWN RISK

VT有効化に関するメモ

Intel VTは2009年頃Windows7の登場前後急激に注目され始めた仮想環境を支援するためのCPU機能で、AMD製品ではAMD-Vという同様の技術があります。
これらの機能を使うことでWindows7環境ではXP modeといわれるVirtualPC2007相当で動くWindowsXPの仮想環境を使うことができます。
ただ、要件は意外と厳しいのでWindows7上でXPmodeを使うぐらいなら、実機を一台残したほうが快適かもしれません。
今回はVTを有効化するためのメモです。

重要なことなので重ねて警告しておきますが、ここではBIOSおよびCMOSの改造を推奨するものではありません。
試したことによってお手元のパソコンが起動しなくなったりしても私は全ての責任・責務を負いませんでご自身の自己責任でやってください
場合によってはメーカーからのサポート等も受けられない可能性があります
繰り返しいますが全ては自己責任でおやりください
AT YOUR OWN RISK

BIOSで設定変更

Intel VTに対応しているCPUを使っていてかつ、マザーボードも対応していればBIOSの設定値にVTをEnableするフラグがあると思うので有効化にしてください。
ただ、S*NY製品やN*C製品の一部ではBIOS上設定項目から無効化されており、使えるにもかかわらず使わせてくれない製品もあるようです。
そこで、適宜適切なドキュメントを探して有効化できる場合があるもしれません。
CMOSの値を変えて対応できるものからBIOSそのものを改造するものまで多種多様なようです。
BIOSの改造については今のところ説明しませんが専用のツールで該当パソコンのBIOSデータを読み込み設定を追加する方法が主流なようです。
また、すでに改造済みのBIOS ROMが巷では流れている機種もあるようです。

CMOSで設定変更

簡単お手軽にできるかもしれないのがCMOSによる有効化です。
BIOSを改造に失敗するリスクもひくめで、CMOSがぶっ壊れてもM/B電池抜いたりすれば値をリセットできる可能性が高いものです。
ただし、根本的にBIOSのROMにVTに関するCMOS設定を読み込んで動作することができないと動かないのでCMOSを一生懸命書き換えてもだめな場合もあります。

実例: N*C Lavie LL730

私が使っている2009年夏ごろ新規購入したLavie LL730/Tは当初Vistaが搭載されていました。
その後Intel-VTを有効化したかったのですが、最近ぽんたぱぱさんが2011/04/17付け日記LaVie LL750 で IntelVT を有効にする。 - ある日のひらめきという記事でLL750でVT有効化動作報告をあげています。
ためしに同じアドレスでやってみたところ、”再起動”にはまったもののそのままの内容をやればうまくいきました。

symcmos

symcmosは私の好きなM/BメーカーであるSupermicoroさんのFTPサイトで配布しているソフトで、FTPの/utility/Phoenix_bios_utility/のディレクトリにあります。
これはPhoenix系BIOSのCMOSをいじるためのツールなようです。
オプションは以下のようになっています。今回しようするのは-V2と-Lと-Uです。

   SYMBOLIC CMOS EDITOR - Version  643710-035
 
usage:                                                    #オレオレ超てきとう意訳
   SYMCMOS <options>                                      # SYMCMOS <オプション>
      -?                show this help                    #  このヘルプを表示
      -D                program BIOS default values       #  BIOSの標準値
      -S[filename]      produce symbolic report file      #  symbolic(説明つき?)を指定のファイル名で出力
      -L[filename]      produce literal report file       #  literal(現在値)を指定のファイル名で出力
      -U[filename]      update CMOS using script file     #  CMOSを指定のファイル名で更新
      -C[filename]      combine build files               #  
      -F[filename]      use combine file for report       #  
      -V0               disable logging                   #  ログを出力しない
      -V1               enable error logging (default)    # エラーログを出力
      -V2               enable verbose logging            # 詳細なログを出力
      -V3               No CMOS update and verbose logging# CMOSの更新をせず詳細なログを出力

はまったところ

1. USBメモリがまったく認識せず

なぜかUSBメモリ2個がBIOSレベルから認識してくれなかったので困りました。
→ 結局予備で確保しているUSB-FDD1)を使ってFDに書き込んで回避できました。2)

2. ”再起動”にはまった

 個人的に再起動はソフトウェア再起動とハードウェア再起動があり、再起動=Ctrl+Alt+Deleteというソフトウェア再起動ですまそうとするクセのせいではまってしまいました。
 考えてみればCMOSをいじるのでハードウェア再起動する必要性がありましたので念のため書いておきます。
 ここでいうハードウェア再起動とは電源を落としてから再度電源を入れることをさします。
 昔はリセットボタンがハードウェア再起動だったのですが、最近はリセットボタンがついていない機種が多いのであえてこういう記述をしています。

気になったところ

1. Intel SpeedStepはかぎ?

“再起動”に大変はまったおかげが。CMOSの情報を見ていると気になる点がありました。
それはSpeedStepの無効化と有効化の値を保持しているところがIntel VTの値を保持しているアドレスから近かったということです。
Phoenix系BIOSな場合Intel SpeedStep付近アドレスあたりが今回の場合VT有効化のアドレスでしたので試してみる価値はあるかもです。

1)
USB-FDDでの起動は経験上2004年以後のPCならほぼ確実に認識してくれます。ご家庭に数台あっても困らず何かと役立つ一品なのでお勧めです
2)
FDはもう入手困難で家電量販店では取り扱いをやめているところも多いですが、100円ショップではFDの販売しているところをまだまだみかけます
tech/memo/vt.txt · 最終更新: 2012/02/04 17:20 (外部編集)
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